告白タイム

未定



次の日の朝。


ドサッ。


教室に入って、私がまずしたことは鞄を落とす事だった。



あ…ありえない…。



「新くーん!!!」


「キャアアアアッ」



女の子達に囲まれた新の姿。



「…だから、呼び捨てすんな」


昨日と同じく面倒くさそうな新は、なんと…。




「……ちょっと」


「んあ?」



鞄を持ち直して、ズカズカと女子軍団をかい潜って新の前に出る。



…なんで、




「隣の席に座ってるワケ!?」


「なんでって、俺の席だし」



こんなことってアリ!?



確かに、私の隣の席は空席だった。だから、誰もいないのかなって…。



まさか新の席だったなんて…。



「…先生に抗議しよう」


こんなヤツの隣なんて嫌だ!!



< 36 / 42 >

この作品をシェア

pagetop