パーフェクトキング~俺様なヒーロー~



眩しさに目を細めながら窓を開けて、隣の家の窓が閉まっている事を確かめる。



「うん、まだ寝てるね」




隣に住んでいるのはあたし、立花日向の片想いの相手で、幼なじみだったりする…


夏木叶斗。




携帯のアドレス帳から、叶斗の名前を出してコールする。




しばらくして、眠そうな声が聞こえた。




『ん…もしもし……』




寝起きの叶斗の声は、きっとあたしだけが知ってる。


それだけのことが凄く嬉しかったりするんだ。




< 268 / 305 >

この作品をシェア

pagetop