love to you
さらに睨まれる。

なんだこいつ。まじ怖ぇよ。


『しほりちゃん、ごめぇぇん!!!』


急に、高めの声と走る足音が聞こえてきた。

「あんたそんな顔で何やってんの。ウチにいなさいよ」

『だって、しほりちゃんが来てくれるってゆうからぁ…危ないし、迎えに来たのぉ』

「子供じゃないんだから泣きながら外出歩かないでよ!もぉー!」

『ごめんなさ』


それまで、松崎しか目に入っていなかったらしい冨田が俺に気づいた。
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