だから何…。

ワンルームのアパートに帰ってきた…



時刻は9時を過ぎている…


お湯を沸騰させ…

カップラーメンを作る…



もう…当分…



手料理を食べていない気がする…



別に食べたいとも思わない…


俺は出来上がったラーメンを持って外に出る…



目についた自動販売機の横に腰を下ろし…

ラーメンを啜った…




懐かしい…



いや…


まるで昨日の事のように感じる…



仕事帰りのサラリーマンが何人も横切る…



みんな同じ顔に見えた…



誰一人…


俺に興味を持たせない…



俺と同じ…



負け組だ。


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