プレイボール~始まりの合図~
「誠!どうした?」

父さんは、僕の顔を覗きながら話しかけてきた。



「あっ!ごめん。ちょっと…ビックリして…」


ホントはちょっと所じゃないけど…



「そうだろ?スゴいだろ☆さぁー外野席まで行くよ。」



動けない僕に気づいてか、父さんはそう言ってそっと僕の手を掴み席まで向かって行った。



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