永遠の愛
そのまま結局私は眠りに落ちていて、朝まで目が覚めずに眠ってしまってた。
何時に翔が寝たのかすら分からないまま目が覚めたのは、空が明るくなりかけた頃だった。
日曜日の朝。
…06:10。
隣でまだ眠ってる翔。
起さない様にと、そっとベッドからすり抜ける。
洗濯機を回した後、ベランダに出て深く深呼吸をした。
明るくなりかけた街に、ちらほらと人が姿を現す。
ここから見える景色はマンションとビルと家。
この高いマンションから見渡せる街並みはものすごくいい。
少し肌寒い風が身体をヒヤっとさせる。
だけど心地いい風が吹く度に、何だか新鮮な気持ちになれた。
昨日の疲れが嘘の様に気分も快適。
暫く眺めた後、私は朝ごはんにサンドイッチを作った。
卵のサンド。それに卵とハム。それにトマトとレタス。
色んなバリエーションのサンドイッチを作る。
早い時間に起きた所為か、出来あがっても翔は起きてはこない。
そりゃそうだ。
だって日曜なんだからすぐには起きて来ない。
…多分、8時を過ぎてから。