雨上がり
今、麗那ちゃんは″過去″について話してくれてる


小学校、中学校の麗那ちゃんの話
そして、どうして麗那ちゃんは蓬莱君のことを好きになったのか


聞いたら、いろんなことが分かった

私と似てるのかな?
とも思った


でも、こんな事を言うのはすごく勇気がいると思う


知らないうちに涙がでていた


隣を見てみると、瑠羽も泣きそうになっている


私も、言えるような気がする
自分の″過去″



麗那ちゃんは、こんな私をどう思う?

嫌う?
軽蔑する?
私から逃げていく?


でも、よく考えてみたら、麗那ちゃんも同じ気持ちだったのかな?

嫌われるかもしれない、とか、そんな気持ちで話したのかな?



もし、それが本当なら、私も頑張らなくちゃいけないよね…


よし!


言おう!
たとえ、嫌われても、軽蔑されても、私から逃げていったとしても…

麗那ちゃんも、勇気を振り絞って話したんだ

そう思って頑張ろう




< 104 / 133 >

この作品をシェア

pagetop