雨上がり
ピッ、

とその人を指した


その人は、さっきの悲鳴のような歓声の中心…



でも、

「あれ、誰?」


そう言うと、伯野くんは驚いた顔をして、


「知らないの!?」


「この学校に、知らない人はいないって、有名だよ」





まさか、知らなかった人がいたなんてビックリ、と伯野くんは言った




その傘を貸してくれた、という人を、じーっとみた



背は高くって180㎝くらいあるんじゃないの!?っていう感じ



顔は、すごくイケメン

ずーっと、ニコニコしている

その時、一瞬、ほんの一瞬、目が合った




そして、その人が近づいてきて…


…んっ!?近づく?



私の目の前にきた









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