嘘つきヴァンパイア様



その力を求め、ギルドは生まれ変わりである涼子を手にいれようとしていた。

未来を見通す力を得て、ギルドにはやりたいことがある。


そのためにも、ギルドは長い間まっていたのだ。


だから、転生を拒んだカトレアが転生したと耳に際、驚いたのは言うまでもない。


誰よりも、早く手にいれるため、ギルドは従者のアナに「楓」と言う名前をつけ彼女に近づいた。


よからぬ虫がつかぬように。その能力が転生されているかどうか。全てはその為だった。

ギルドの期待通り、涼子は未来を見通す力をつけてきた。



計画通りのばずだったが、呉羽の登場により計画が崩れる。


まさか、わざと事故にあわせ、恋人と嘘をつき、冥界に連れてくるなど、ギルドださえ考えていない。


(まぁ……僕の目的を阻止するためだろうな。それにくわえ、あわよくば、子孫を残すため。彼女の生まれ変わりなら、強い神が生まれるだろうし。おかしな話だ)

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