天神学園高等部の奇怪な面々22
全ての生徒が起床。

本当に魔法のようだ。

安眠も覚醒も自由自在な八重の力に、小夜達は目を丸くする。

「さ、みんなで朝ご飯にしましょうか」

ポンと手を叩いて笑顔を見せる八重。

しかし…。

「んごごごご…ぐがぁあぁああぁ…」

そんな彼女の言葉を台無しにする騒音。

否、地響きのようなイビキ。

「あ~」

スペシャルハレンチが声を上げる。

「龍太郎まだ寝てるぅ」

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