あなたを好きになれたから 
ホントのこと。。。
瞬く間に日にちが過ぎ
江藤さんと会う日がやってきた。


待ち合わせは
駅前のカフェ。


ご飯を食べよう
って言われたのを
頑なに断った。


だって…
長い時間一緒にいたら、私。
諦めの悪い子になってしまう。
幸せが壊れてしまえばいいのにーーー
って
嫌なことを考えてしまいそうな私がいる。。


だから
お茶だけにしたかった。

「平野さん!!
ごめん。待たせた…ね。」

そう言って席に着く江藤さん。
でも、そっけない私の態度で、何かを察してるようだった。


もう
取り繕うのがイヤだったから。。。
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