あなたを好きになれたから 
陽だまり。。
「………しとけよ……」


え???


今、松沼先輩
何か言った??


私が、キョトンとした顔をしていたら


もう一度
ギュッと抱きしめられて

「俺に……しとけよ…
俺を……好きになれよ…」

「え!?
まつ…ぬま…せんぱい?」

突然言われて
頭がついていかない…


「突然じゃない。。
俺ね…
平野が入社してきたときから、ずっと気になってて。俺のサポートを必死で頑張ってる平野見てたら…
好きになってた。
平野が幸せなら、言うつもりなかったんだけどな。」

松沼先輩は

ハァ~

っと、ため息をついて


「お前の泣き顔を見たら、止まらなくなった…
今すぐに、俺のことを好きになれ。。なんて言わない…
泣きたくなったら、俺のところで泣いたらいいから…だから
俺のことを、見てよ。」


真剣に話してくれる
松沼先輩に
胸が熱くなった。
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