社長と秘密の生活


俺もさっきのレセプション会場にいた者だと…。

彼女はさらに驚き、身体をビクッとさせた。


あ゛ぁ―――、俺って完全に変質者になってる……。

彼女は腕を離してくれと言ってきた。

直ぐに離してやってもいいが、彼女が泣いた理由が気になり、少し強引に出てみた。


「話してくれるまで、離せないな」


俺は抱きしめてる腕をさらに強めた。

すると、観念したのか…ポツリポツリと話し始めた。


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