社長と秘密の生活


俺は和成と杏花、そして修矢を残して店の外に出た。


バーから連れ出した女は、俺とホテルに行きたいらしい。

無駄に胸を押し付け、ホテルの方へ歩き出す。

それに、香水臭くて頭が痛い。

何なんだ………この匂い。


昔はコレが普通だと思っていたし、

それほど気にした事も無い。



夜の街のネオンに照らされ女の顔がハッキリ見える。

こう見ると、まぁ…美人だがヤル気にはならねぇ。

昔の俺だったら即行でお持ち帰り状態だろうがな…。


そんな風に思いながら、女を連れてバーをハシゴした。



その気になってる女をデロンデロンに酔わせて、

俺は何とか無事に女の自宅に送り届けた。



< 262 / 557 >

この作品をシェア

pagetop