社長と秘密の生活


早苗先生は30台半ばくらいで

スラリとしたアジアンビューティー。

目鼻立ちがくっきりとしていて、

少し魅惑的な感じがする女性。


「お待ちしておりましたわ。初めまして、早苗です。ここでは、下の名前で呼び合っているの。だから、ここでは杏花さんとお呼びするわね?」

「はい」


優しい感じの声音はしっとりとしていて

それでいて、どこと無く安心感を覚える感じ。


「小夜さんはご存知ね?」

「はい、先ほど」

「今日はもう一人…来る予定だったのだけれど、急なお仕事でお休みになってしまったの」

「では、今日は3人ですか?」

「えぇ。ここは少人数制で多くても5人かしら?」


早苗先生は小夜さんの方を見て…微笑んだ。

小夜さんもまた早苗先生に微笑んで…


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