社長と秘密の生活
私は抱き抱えられて、寝室に運ばれていた。
気づいた時には既にベッドの上。
「大丈夫か?」
要が覗き込んでくる。
彼の表情はとても優しく…
私を心配しているみたい。
「大丈夫。何だかフワフワして気持ちいい。私…重かったでしょ?」
「重くねぇよ」
要が優しく微笑みながら、前髪を横に流してくれる。
ベッドに横たわる私に寄り添う形で。
彼も………横に。
要は緊張している私を見透かしているかのように…
そっと……そっと………
ただ…優しく髪を撫でて…
優しい笑顔を向けてくれている。