社長と秘密の生活


普通、こういう時はどうするもの?

ん~~~ん………分かんなぁい!!

物凄い勢いで心臓が暴れ出す。

今にも飛び出すんじゃないかと思うくらい。

どうしよう……きっと、要にも聞こえてる。

深呼吸したいのに緊張で思うように空気が吸えない。

息苦しい。だって、だって……今まで、

こんな状態になった事が無いんだもん!!

どう対処して良いかなんて分かるハズが無い!!

とりあえず、この体勢を何とかしないと。


「かっ……かっなめ?/////」

「ん?」


要は胸に唇をあて、キスしてる。

そ、そこはダメだって……チュッ。

チクッと少し痛みが走った。

たしか、昨日の夜もこんな痛みがあったような。


「俺、またおあずけ?」


要が艶っぽい表情で見上げて来た。

なっ、なんて色っぽい表情なの?

エロ過ぎるでしょ……その顔!!

要は少しいじけた感じで、けど悪戯っぽく微笑んで、

そっと優しく抱きしめてくれた。

何とか危険は脱した?まだ……危険よね?


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