黒の女


でも、そんな二人とも明日からは会えない


二人の身を危険にさらすぐらいなら、私が我慢すればいい


元々一人で生きてきたようなものなんだから


校門を抜けて校舎を振り返る


中々年季の入った校舎は、いい雰囲気を醸し出していた


軽くお辞儀をして、家への道を歩き出した



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