黒の女


朝早くに仕事へ行った母が作ってくれた朝ごはんを食べた


母には昨日全てを話した


私が普段闘っていることを知っている母は、私の心情をよく理解し、優しく抱きしめてくれた


母は私がやることに一切口出ししない


本当は普通の女の子みたいに育ってほしかったんだと思う


そんな母の思いに気づかない振りをして、闘っている私は何て親不孝者なのだろう



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