黒の女


「私はあなたを誇りに思うわ。だってあなたは皆を守ったんですもの。たとえ自分が犠牲になろうとも…」


母にそう言われた瞬間、溜まっていたものが一気に溢れだした


「どうして怒らないの?」と私が聞くと、
「だって怒る理由がないじゃない」とあっけらかんと答える母に、また涙が溢れた


母の子どもに生まれて良かった


~~~♪~~~♪


考え事をしていたせいか、携帯が鳴っていることに全く気付かなかった



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