君の目には…


「また、お願いします」


彼女が言い終わると同時に、俺は彼女を抱きしめた


その瞬間、まわりから歓声が上がる


そうだった…ここ会社だった


自分のことで精いっぱいで、すかっりまわりが見えていなかった


「幸せになれよ」


聞こえてきた声に振り返ると、そこにいたのは前に彼女と歩いていた男だった



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