恋日和
「危なかったよぉ!ギリギリセーフ。もう少し、気付くの遅かったら大変だったよ」

顔が記憶してる、笑顔の形。

上手く作れてるかな?

「葉月・・・?」

「あと少し遅かったら、もう、どうにもならなかったな。止められなかった」



もう1度でも、笑顔を向けられてたら・・・

もう一瞬でも、手が触れていたら・・・

この想いは止まることを、忘れただろう。


私はまだ、助走段階だったでしょ?

チクチク刺さった気持ちは、小さな棘みたいなものだから。

いつか、慣れるよね?

・・・・慣れられるよね?
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