りぼん結び。


「すみませ~ん」


お客さんに呼ばれて、私はまた渋々接客を再開した。

「あ…、えっと…お呼びでしょうか?ご主人様…っ」

…っやっぱり、恥ずかしい!

私は顔に熱が集まるのを感じた。


「え、なにこの子めっちゃ可愛くね!?」

すると接客していた金髪の男とその連れが私の腕を掴んだ。

「俺らとどっかいかねぇ?」

「え…っ」

にやにやしながら顔を近づけてきて、背中にひやりと汗が流れた。

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