りぼん結び。


「別に?若菜をどうやって素直にさせるか、考えてただけだけど?」


「え・・っ」


「なぁ、俺にどうしてほしい?」



おかしい。


なんか、おかしいよ。


今日は、直哉が甘い・・です。



私が泣いたから・・?


でも、泣く女嫌いなんでしょ・・?




「何、黙ってんだよ。ほら、素直に言えよ?」


「ど・・どうしたの?」


「若菜がねだれば、キスだってなんだってしてやるよ?」


なんだって・・してくれるの?


嘘でしょ、どうせ。


だったら、浮気・・するのやめてよ。



そういいそうになった口を私は抑えた。



「ばか・・っ」


「言えないの?それとも・・俺が襲うのを待ってる?」


にやりと笑った。


い・・色気ありすぎ!


「だって、若菜。こんなエロい格好してるしな?」

直哉の指がツーっと背中をなぞる。


「・・っ!」


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