りぼん結び。



「んんっ・・やめ・・っ」



やめてと言おうとしても、やめてはくれなくて。



必死に抵抗しても、やっぱりかなわなくて。



結局、息が切れるまでされるがままだった。




「・・っはぁ、はぁ・・いきなり何・・っ!?」




私は意味がわからなかったんだ。



もう、関係ないのに・・。



忘れようと、頑張っているのに・・どうして。



どうしていつも私を振り回すの?





「・・別に?」





そして彼は絶対最後に、余裕な笑みを浮かべて言うんだ。







「―――――・・キス、したかったから。」






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