白衣のキミ。(仮)

先生

次の日。



1時間目は理科だ。


今日も白衣なのかな?


まだ出会って1日なのにこんなこと考えてる自分っておかしいのかな。




前に座っていた沙紀が話し掛けてきた。

「何ニヤけてんのぉ~?渋谷先生とどうだった?昨日。」


「別に~。普通。そしてニヤけてなんかないっ!!」

「あははっ。美奈ってほんと分かりやすーい!」


え?何が分かったの?
私ニヤけてなんかないよ。


そしたらベルが鳴って先生が入って来た。

やっぱり白衣だ。

似合うなぁ。


夏とか半袖白衣になるのかな?

てか半袖の白衣なんかないか。

「……さん!前田さん!」


「え!?あ、はい!!」


「何ボーッとしてんの?これ答えて下さい。」

先生のこと考えてたら名前呼ばれてることに気付かなかった。

それに先生からの質問の答えが分からない。

どうしよう。皆こっち向いてるよ。






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