Loveな二人の深い関係【短編】鉄×由美
作戦成功?
「由美っ!」

先輩だ。そう思った瞬間意識が途切れた。



「由美…ゴメン」

先輩だ…この声は、先輩の。

私は、ゆっくり目を開けた。

「由美っ…」

「先輩…」

私は、手を伸ばした。
それを先輩は握ってくれた。

「大丈夫ですよ?」

私はにっこりと笑った。
「由美…」

私は先輩の膝に寝て先輩のブレザーが身体にかけられていた。

あれ?下着…ブラ着けてる。

じゃあ…

私は起き上がった。

「あ、由美大丈夫か?」
私は、それを無視し、スカートを少しめくった。

「……」

「えっとそれは…。」

「サイテーです先輩…見ましたね。」

私は、先輩を睨んだ。

「え~っとだな…悪いなあ」

先輩、アハハ~って笑ってるよ。

「もう…けどありがとうございました。先輩」

先輩は何も言わず優しく笑ってくれた。

「ねぇ先輩…何で私なんですか?」

「え?」

私は、先輩の膝に座らせられながら言った。
嫌がろうともしたが、今日だけは特別。

「何で私と付き合ってるんですか??」

「は?…そりゃあ好きだから」

「そーではなくって…私に告白した理由…です」
私は、先輩が言い終わる前に喋りだした。

「う~ん…怒んなよ?」
「うん…」

先輩が真剣な目をして言うので思わず首を縦に振ってしまった。

「実はな…ものすごい美人だったうえに少しツンデレだったから。…って由美?」

「そうだったんですか」
私は、身体を震わせた。
「先輩の…スカポンタンっ!」

私は、2‐4の教室を飛び出した。先輩のブレザーと共に。

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