家庭教と恋愛授業!?
えっ!?



「別に、やましい意味じゃねぇから」

コソッとそう言われる。



「………うん、いいよ」


友達として、だもんね?


なら、大丈夫。
あたしは、如月を信じるもん。



あたしがコクンと頷くと、如月はゆっくりとあたしを抱き締めた。


しばらくしてからあたしたちの身体は離れ、如月は「ありがとう。それじゃ」と言って、戻っていった。


あたしも戻ろうと歩き出した瞬間、誰かに腕を掴まれた。



後ろを見ると……




「り、陸人………」










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