春をありがとう*2*


「そっか、なんだか見覚えがあって・・・気のせいだよね?じゃあ、俺は帰るから、さようなら」


私は机に突っ伏した。


「大丈夫?」


顔を上げると、見覚えのある顔。


「俺、坂部良平。覚えとる?」


私の中に記憶が戻ってきた。


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