Black Coffee.
恋愛はあたしには
きっとまだ早い。
それでも、あたしは
楓くんが好き。
「 紗希、ありがとう 」
「 ううん!また連絡するね 」
紗希の家を出て、駅へ向かう
足取りは軽かった。
諦められないことくらい
最初から分かってた。
このまま告げずに彼の傍に
いるだけでも幸せだけど、
・・・・・でも、やっぱり。
好きな人の、好きな人でありたい。
小さな希望と期待、それから
大きな不安を胸に、あたしは
電車に乗り込んだ。