［続］素敵すぎる恋愛･･･あなたの世界へ
貴俊さんは近くにいるお嬢様に向かって･･･

「お父様に社員教育の前に子供の教育をきちんとなさった方がよろしいと
　笠井が言っていたとお伝えください。
　
　それから、これからが楽しみだともお伝えくださいね」

貴俊さんは絶対零度の頬笑みを浮かべて、彼女に言った。


彼の言った言葉の意味すること。
彼女の父親の会社はなくなる事を指しているのだろう。


でも、娘が父親の会社に対して、口を出すのはいけないことだと思う。



『貴俊さん･･･ごめんなさい。私、頭に血が上っちゃって･･･』

「いや。俺は感謝しているよ。いい人材を紹介してもらった。

　これから、先生よろしくお願いしますね、
　では、明日、私を訪ねてきてください。
　もし、よかったら、奥様もご一緒に･･･

　愛美も一緒においでよ。いいね。」


貴俊さんが言うんだから、間違いない。
　きっと先生は貴俊さんの力になってくれるんだろう。



相変わらず、私が同窓会に出席すると貴俊さんに迷惑をかけてしまう。

情けない･･･


でも、私が迷惑をかけても怒ることもなく私を包み込んでくれる、
こんな彼が私の旦那様なのだ。

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