まだ全部見回っていないが、一旦俺の部屋へ行き休憩することにした。
「ここが、優心の部屋?」
「そ」
「綺麗だね」
「昨日掃除大変だったんだからな」
「フフッ、そうなの?」
「や、一番張り切ってたのは母さんかな」
「フフッ、いいお母さんじゃない」
「まぁな」

コンコン

「はい?」
「飲み物とケーキ、持ってきたわよ」
「わ、ありがとうございます」
「雫ちゃんが持ってきてくれたケーキなんだけどね。
あ、飲み物、紅茶でよかったかしら?」
「あ、はい!紅茶大好きですっ」
「そう、よかったわ。ゆっくりしていってね」
「はい」
「じゃぁ、お邪魔虫は消えましょうかね。優心がさっきからこっち睨んでるし」
「は?」「へ?」

母さんは二ヤリ笑うと、部屋を出て行った。

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