秘密。



大手さんは長蛇の列になるから、他の所へ行く事が出来ない。だから、友達に他の所の本を購入してもらう。


それもまた楽しい。





けど、今の私にはちょっと、笑顔をするのが辛い…。


大手さんのスペースに行くと、そこはすでに50人以上並んで開始の時間を待ってる。

私も慌てて、最後尾に並んで時間になるのを待つ。



50人ぐらいだったら、余裕で友達の分も買えるわよね?

私は、頼まれた本のリストをカバンから取り出して確認。

かなりの人気の人だから、すぐに私の後ろにも人が並びだした。


並んで待っている間、周りの会話が怪しげな話ばっかり。


まぁ、私も怪しい話は嫌いじゃないけど…むしろ…好き、かも…。




でも今は、それにのれない。






頭の中ではシノブ君の事でいっぱいだった。

昨日もっと話が出来れば話してた。



< 97 / 217 >

この作品をシェア

pagetop