貴方は私の―――



だから私は、


迷わずその手を取ると、


「うんっ!!」


満面の笑みで


元気良く頷いた。


そして、二人の吸血鬼の影は――



夕焼けの中に吸い込まれて、


消えていった。









貴方は私の吸血鬼









< 186 / 189 >

この作品をシェア

pagetop