貴方は私の―――



呑気に相槌を打っていたら、駿が私の横に座った。


ギシ……


とベッドのスプリングが軋んで、何故か私の心臓も一緒に鳴り始める。


駿は、動揺する私の右手を静かに取り、


その手の甲に口づけを落として。



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