貴方は私の―――



……ちょっと、ボーッとしてたらしい。


気が付いた時には、目の前に駿の顔があって。


驚いた私は、今思い出そうとしたことも完全に忘れてその場から飛びのいていた。


「……大丈夫?」


「う、うん。大丈夫」


私が慌ててそう言うと、、駿はひとつ頷いてシンクの前に立った。


……どうやら、洗い物を始めようとしてるみたい。



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