たった1つのラブレター
タイトル未編集
ねぇ、ヒロト。
あの時本当は何を言おうとしてたの?

私ね、あれから2年たった今でも後悔してるよ。
あの時ひきとめてたら、絶対…


死んだりなんかしなかった。


まゆside

いつもの空。
いつもの帰り道。

あのころから、何も変わっていない。
今は、笑顔なんてただの言葉。
涙なんて、ただの水。

何もかもが、消えてしまったんだ。
あの日を境に。

夕暮れの空を、見て思い出す。
・・・?

「なぁ、まゆ・・・」
聞こえるはずない。
聞こえるはずなんかないのに
何で、聞こえるんだろう・・・

-ヒロト-

ガチャッ
「ただいまぁ・・・」

「おかえりなさい」
いつも通り、お母さんが迎えてくれる。

「まゆ・・・」
「何?」

「もう、忘れなさい。
ヒロト君の事・・・。
いつまでも、うじうじしてったてしょうがないじゃない。
ヒロト君は、まゆが幸せになることを願っているわ。
あの時、ヒロト君が事故にあったのは決してまゆのせいなんかじゃないわ。
だから、まゆ・・・」

私は、お母さんの目を見ずに言う。
「ヒロトは、きっと私を恨んでる。
事故に合うなら、私の方にしてほしかったってきっと思ってる!!」

「まゆッ!」
お母さんを、無視して2階にあがった。


< 1 / 23 >

この作品をシェア

pagetop