Line ~何時ものセリフで~
「いや、だってほら奥さん…ね
アレだし…」

かなりパニくっていると、腕をグイッと
引っ張られたかと思ったら雅人の腕の
中にいた

「ごめん、結」

そう言うと私を抱き締める腕に力を込めた


何時もならふりほどくのに、それが
出来なかった

雅人が泣きそうな声で言うから…


何に対してのごめんなのだろうか

「この間から謝ってばっかり…」


少し苦笑いを浮かべて言うと私から少し体を離し、顔を見合わせ、『だな…』
雅人も苦笑いを浮かべた。



「話聞いてくれるか?」

「うん」
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