ナツメくんの人気者理論【完】

*初デート!?


*初デート!?


『……どうかした?薫からなんでしょ?』



未だに唖然とする私にしびれを切らしたようにナツメくんが声をかけてくる。




『……薫ちゃん…用事できて…来られなくなったって…』




『…は?』



…何で〜!?さっきまで一緒にいたじゃん!!



そう叫びたいが、ぐっとこらえてちらりとナツメくんを見た。




焦る私とは裏腹にナツメくんは、何かを考えるように冷静な顔つきでじっと立ち尽くす。





『あ、あの…ナツメくん…私と2人きり…イヤ…だよね…今日はもう帰る…?』




自分でそう言って少し悲しくなった。



…できたらナツメくんと遊びたかったけど…私と2人きりなんて…カレカノじゃあるまいし…絶対嫌に決まってるよ




私は、心の中でため息をつく。






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