蝶響




「っ根拠は…俺と瑠璃の左耳についている、ルビーのピアスだ。昔、誓ったんだ。このピアスに…」

“俺等は仲間だ。
だから、悩みとか辛い事があったら、必ず言え。間違っても溜め込むんじゃねぇ。
今は仕方ないと思う。でも、必ず俺が、お前を闇から救う。
俺等の間に隠し事は無しだ。このピアスに誓え”

“…あぁ、誓うよ”

そう言うと、ハルは優しく微笑み、あたしの耳にキラキラと輝くルビーのピアスをつけた






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