月虹 Just the way you are



彼はあたしの緩い声のようにゆるりと顔を上げ、それと同時にパーカーについているフードを被る



あたしのように深めに被ったフードのせいで、せっかくこちらを向いてくれた彼の口元しか見えない



「……、」


「え…?」


少しだけ見える彼の唇から出たのは、久しぶりに聞くその響き







「りん…、おう?」


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