月虹 Just the way you are
「…、ゴメンなさい」
「わかればいい」
そう言って変わらず歩き続ける爽
ひと一人抱えているというのに、その動きは身軽そうで、重そうな素振りなんて全くない
隠れ紳士?なんて本人には絶対に言えない、というか言ったら確実に睨まれるであろうその言葉をむねのうちで呟く
あ、でも不良だし、紳士には程遠いのかもしれない
そんなのんきなことを考えていると、爽が訝しげにこちらを見てきた
失礼な
いや、変なことを考えていた自信はあるが