鎖~kusari~
一章「私のチカラ」
第一章
【私のチカラ】



『先生…』



『先生ってば…』



私を呼ぶ声がした。



『こんにちわ、先生』


声は聞こえるけど…
姿は見あたらない……




『先生はボクらを導いてくれるんでしょ?』


どういうこと?



『やだなぁ~分かってるくせに。あはは…でも、先生に出来るかな?』



『見つけ出してみてよ…ボクらの事…』



『助けてよ…お願いだから…』

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