シンデレラに玻璃の星冠をⅡ


女々しいとか――

情けねえとか――


そんなレベルではねえんだよ、もう。


幾ら誰が何を言っても、

犯してしまった罪は罪。


第一"罪"なんて、人間に許される類いのものではねえだろう。


優しすぎるんだよ。

温すぎるんだよ。


俺の周りの奴らは。

とりわけ芹霞も、緋狭姉も。


何簡単に俺を許そうとすんだよ。

何俺を生かそうとすんだよ。


俺なんて、どうでもいいじゃねえか。

こんな虫ケラ…捨てておけばいいじゃねえか。


本当に…蟲まみれになっちまう、こんな奴なんか。


放っておけ。

忘れてくれ。


それが多分、一番幸せなコト。


俺にとっても、お前達にとっても。


ワスレナイデ。


俺くらいいなくなっても平気だろ。


ワスレナイデ。


こんな俺なんかいない方がいい。


オレハココニイル。


お前達の世界は…俺の住む世界じゃねえ。


ズットトモニイサセテホシイ。


今までが――幸せな夢だったんだ。


ユメデオワラセナイデ。


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