シンデレラに玻璃の星冠をⅡ


「だって、開けないと玲くんに青い呪いが…」

「開けたらもっと呪いがかかるんだよ、しつこいんだよその類はッッ!!」

「ええ!!? どうしよう、開けちゃった。あたし、いらないッッ!!」


ぽいっ。


袋はどすんと重い音をたてて、運転席に沈んだ。


と思ったら。


"AHAHAHAHA~"


突然爆音の男声の馬鹿笑いが聞こえて、


「ひっ!!!?」


あたしは驚いて玲くんに抱きついた。


何、何、一体何!!?


とりあえず玲くんは…体を伸ばしてその小袋を拾ってみてくれた。


"AHAHAHAHA~"


その袋から、胡散臭い声はまだ響く。

途切れなく…エンドレスで。


"AHAHAHAHA~"


「……。ん、とりあえず"あれ"じゃないからまずは一安心」


覗き込んだ玲くんがそう言った。


"あれ"って何だろう?


玲くんが逆さにして落ちてきたのは、青い手紙と青い小さい巾着袋。


玲くんは巾着袋を手にした。

その袋から聞こえてくる。


凄い音量だ。


"AHAHAHAHA~"


胡散臭い笑い声。

外人さんのような笑い声。

でも聞いたことがあるような声。


"AHAHAHAHA~"


「笑い袋なんて…古っ…。

しかし、何で笑うんだよ…」


そして玲くんは、拳を作って…


"AHAHAHAHA~"


「僕への嫌味かッッ!!!」


ドガッ。


2つに壊してしまった。
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