シンデレラに玻璃の星冠をⅡ
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ゆらゆら、ゆらゆら。



意識が…揺蕩(たゆた)う。



これから――

何処に向かおうとしているのか。



ゆらゆら、ゆらゆら。



これから――

何処に行けばいいのか。



ゆらゆら、ゆらゆら。



寒い…。


身体が凍えそうに寒いんだ。



暖かさが欲しい。


温もりが欲しい。



ダレノ?



まるで流水に身体を浸して無理矢理に流されているかのように、

外部的な力の支配下から逃れられない。



この流れを…自分のものにすることが出来ない。



ゆらゆら、ゆらゆら。



朦朧とした意識。


ただ流される身体。



閃光のように何かの光景は浮かべど…刹那に消える。


理解するまでには至らない。



この世界には…確固たるものがないのか。


全ては曖昧で…全ては夢幻なのか。



ああ、手に入れたいのはそんなものではない。



手に入れたいのは――



ソレハナニ?



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