シンデレラに玻璃の星冠をⅡ
「師匠からだ!!!
続く機械語の…
"111001101011100"…。
メッセージは――
"電脳世界に気をつけろ"
――何だって!!!?
電脳世界に、気をつけろ!!?」
「由香由香!!!」
突如声を上げたのは司狼で。
「消えた。真っ暗になって消えたよ、画面!!!
印刷も…止まった!!!」
「旭も止まった。
きゃはははは!!」
氷皇のPCも…
突如電源が落とされ、
電源スイッチを押しても電源がつかない。
遠坂は慌てて大画面に飛びついてキーを叩いた。
「遊園地の動力も"約束の地(カナン)"データもそのまま。
そっくり無くなったのは…
氷皇データとスキャナデータだけ。
何だよ。これは!!!」
バン、と遠坂は机を叩いた。
多分…氷皇のPCも同じ状態なんだろう。
レグに繋がるデータが消失するとは…計算外。
残るのは、ルーン文字で書かれた原書と…急遽印字した紙のみ。
氷皇からのデータも一部だけは印刷出来た程度。
「これなら…さっさと解読してればよかった!!!
久涅が…来なかったら!!!」
俺は、机に散乱する印刷物を指で触れた。
ラテン語。
これはレグの資料の解読のものか。
その一部が目に入り…思わずそれを手で取り読んだ。