地味なカメラっ子の正体

「私たちも一緒に帰りたーい」


「こっち向いて
龍実くーん」


やっぱり、なんなんだろう


この彼の人気は…


ボーっとつったてると

「行くぞ」

そう言った彼はもう教室の後ろのドアに立ち


私に手招きしてた。


「素っ気ない…けど登校してくれただけでいいわ」

後ろから、さっきの女の子たちの声がして



この子たちに睨まれるの嫌だな。
と思いつつ

カメラのため

そう思って彼の元に行った



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