地味なカメラっ子の正体

むしゃくしゃしてきた俺は

「そんなにやられたいなら、後悔すんなよ」

と言って殴りにいった


「そうこなきゃ」

そう言った貴都はニカっと笑い俺に向かってきた


俺はそれを交わし

あいつの腹に一発決めた


あいつも殴りかかってきたし本気だすからな


倒れそうになりながら

俺に一発入れようとしてくる貴都は

うらやましいくらい純粋で

うらやましいぐらいまっすぐだ


いつから俺は俺を見失ったんだろうか






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