I








ずるり、と全身の力が抜けた気がした。


肺が痛い。

頭が重い。



自分のことが分からない自分なら、このままどこかに溶けて消えてしまえばいいのに。



「悠・・・・・・・・・」



悠のマンション。

私は、悠の部屋の前に、うずくまった。



意識が遠のいていく。

視界が真っ暗になった。






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